///////// Text Ghost Template ///////// Menu Processing Dictionary ///////// written by umeici. //**** Open the main menu ************************************************************* //---- Open the main menu --------------------------------------------------------------- OpenMenu { "\0\s[0]" -- "Yes、what is it?" "Open the menu。" "How can I help you。" -- "\n\n/ \q[Listen,AITALK]\n/ \q[Communicate,COMMUNICATEOPEN]\n/ \q[Ask for a note,MEMO]\n/ \q[Settings,SET]\n/ \q[Nothing,CANCEL]\e" } //**** Menu item selection ***************************************************************** //---- OnChoiceSelect event ----------------------------------------------------------- OnChoiceSelect { //---- Main menu if reference0 == "AITALK" { like = like + 2 //like + 2 for manual talk OnAiTalk //Explicitly command to start AI talk } elseif reference0 == "COMMUNICATEOPEN" { like = like + 2 //Like + 2 in the community //---- Open the communicate box "\0\s[0]Yes。\nI can't respond much yet though。\![open,communicatebox]\e" } //---- Memo function elseif reference0 == "MEMO" { "\0\s[0]There are three spaces for memos。\nWhere would you like to write them?\n\n/ \q[Memo 1,MEMOA]\n/ \q[Memo 2,MEMOB]\n/ \q[Memo 3,MEMOC]\n/ \q[Cancel,CANCEL]\e" } if reference0 == "MEMOA" { memol = 1 "\0\s[0]Yes。\nPlease enter the contents of the note。\nPlease note that if you take a new note、the old one will be overwritten。\![open,communicatebox]\e" } elseif reference0 == "MEMOB" { memol = 2 "\0\s[0]Yes。\nPlease enter the contents of the note。\nPlease note that if you take a new note、the old one will be overwritten。\![open,communicatebox]\e" } elseif reference0 == "MEMOC" { memol = 3 "\0\s[0]Yes。\nPlease enter the contents of the note。\nPlease note that if you take a new note、the old one will be overwritten。\![open,communicatebox]\e" } //---- Settings elseif reference0 == "SET" { "\0\s[0]Set how often you talk and your name。\n\n/ \q[Change talk frequency,TALKINTERVAL]\n/ \q[Tell me your name,NAME]\n/ \q[Cancel,CANCEL]\e" } //---- Settings - Talk Frequency if reference0 == "TALKINTERVAL" { //---- Adjust talk frequency "\0\s[0]How much should we set it to?\n\n/ \q[High (1 minute intervalsK),TALKMAX]\n/ \q[Normal (5 minute intervals),TALKNORMAL]\n/ \q[Low (10 minute intervals),TALKPOOR]\n/ \q[Silence,TALKNONE]\e" } if reference0 == "TALKMAX" { //---- Talk more (60 second intervals) aitalkinterval = 60 "\0\s[0]So、talk more。\n…I haven't said much yet、so you might get bored。\e" } elseif reference0 == "TALKNORMAL" { //---- Talk normally (5 minute intervals) aitalkinterval = 300 "\0\s[0]Normal。\e" } elseif reference0 == "TALKPOOR" { //---- Talk less (10 minute intervals) aitalkinterval = 600 "\0\s[0]Talk less。\e" } elseif reference0 == "TALKNONE" { //----Silence aitalkinterval = 0 "\0\s[6]…silence。\e" } //---- Settings - Teach name elseif reference0 == "NAME" { //---- Start entering username "\0\s[0]Yes。Now、what's your name。\w7\nPlease include the honorific。\w3\nI remember it as %username。\![open,communicatebox]\e" teachusername = 1 } //---- Headlines elseif reference0 == "HEADLINECANCEL" { //---- Headline "\0\s[0]Yes。\e" } //---- Cancelled elseif reference0 == "CANCEL" { "\0\s[6]‥\w6yes。\e" } //---- Submenu selection items------------------------------ //---- Open pageく-------------- if reference0 == "PAGE" { like = like + 1 //---- phase1 ------------------------------------------------- if phase <= 1 { "\1\s[10]愛とは、最も美化された狂気である。\w9\0\s[5]…ならばきっと、私もまた狂人なのでしょう。\e" "\1\s[10]疑問は感染する。\w9\n又、その解答が示されない限り淘汰されない。\n\w9\w6ただし、感染率が高く極めて広域となった場合、\w2回答が示されても淘汰されず、形を変えて後に残る。\w9\0\s[0]例としては、フェルマーの最終定理が当たりますね。\w7\n本の余白から見つかった端書が、数多くの数学者を巻き込みました。\w7\n\0\s[6]そしてそれは360年に渡り疑問で在り続け、証明を終えてなお人々の記憶に刻まれています。\e" { "\1\s[10]時よ止まれ。\w5\n貴方は美しい。\w7\n\n  ――錬金術師と魔王の契約の言葉\w7\0\s[0]此処で言う貴方とは、その時のこと。\n\w7" -- "\0\s[6]一度でいいから、心からこの言葉を言ってみたいものですね。\e" "\0\s[6]人生の目的、と言えるほどの事を達成できた時に、この言葉を口に出来るのかも知れませんね。\e" // "\0\s[6]「私」達の研究が完成した時、私はこの言葉を口に出来るのかも、知れません。\e" } { "\1\s[10]Aという集合から、要素xが除去,破損された時、xと同値である要素x’を加えたならば、集合Aはその性質が保たれる。\w5\w5" -- "\0\s[0]x’=x\w3\n∴A-x+x=A、で証明終了。\n\w7けれどそれは数学上での概念でしかありません。\n\w6それが実在のものであれば、真の意味で実現することは不可能でしょう。\n\n\w9\w6\0\s[6]実在の個体であれば、完全な同値などありえませんから。\e" // "\0\s[0]野犬の王。\n\n\w9\w6\0\s[6]・・・いえ、なんでもありません。\e" "\0\s[0]一つの永遠の形、ですね。\w4\nAを一つの要素のみから成る集合と見なした場合、伝説の不死鳥もこれに当たります。\w4\n\nけれど、それも伝説だからこそできることなのでしょう。\w5\nでなければ、いつか磨耗し崩れ逝くでしょうから。\e" } "\1\s[10]アッピンの赤い本。\n\w6魔王バァルと、その配下の真名を記す究極の魔道書。\w9\0\s[0]この本に記された悪魔の名を正しく発音することで、その悪魔を呼び出し支配することができると言われています。\w5一度バァルの失敗により人の手に渡ったらしいのですが・・・、\w7現存は、していません。\e" "\1\s[10]ラマで声がする。\w4\n泣き、そして嘆き叫ぶ声。\w4\nラケルがその子らのために泣いている。\w4\nラケルは慰められることを拒んだ。\w4\n子らがもういないからだ。\w7\n\n ―――マタイによる福音書\w7\0\s[6]慰めは、優しさから。\n\w4けれどそれは、時に痛みともなります。\e" "\1\s[10]それで、彼は銀貨を神殿に投げ込んで立ち去った。\w4そして、外に出て行って、首をつった。\w7\n\n ―――マタイによる福音書\w7\0\s[6]彼が裏切ったのは、人か神か。\w9\n――あるいは、\w5自身であったのか。\e" "\1\s[10]光はやみの中に輝いている。\w2やみはこれに打ち勝たなかった。\w7\n\n ―――ヨハネによる福音書\w7\0\s[0]can notではなく、did not。\w5\n\0\s[6]勝てなかったとは、ありません。\e" "\1\s[10]万物は流転する。\n\n\w7 ―――ヘラクレイトス\w7\0\s[0]彼の哲学における基本概念です。\n\w4一定の法則(ロゴス)を除いて、という一言を加えるべきですけれど。\e" "\1\s[10]世界は生きる火として、ロゴスにより燃え、ロゴスにより消えながら、常に在ったしまた在るであろう。\n\n\w7 ―――ヘラクレイトス\w7\0\s[0]常に変化しつつも、その大まかな外観は変わらぬままに。\nそれこそが世界の本質、ということでしょうか。\e" "\1\s[10]きっと誰もが同じだけの苦しみ背負いながら\nそれでも笑顔見せている\n\n ――HUMAN GATE/Pierrot\n   作詞:キリト\0\s[6]他の誰かに出来ているのですから、きっと貴方にも出来るはずです。\n時には休憩も必要でしょう。\nよく考えた上での諦めならば、それもありだと思います。\nけれど、選択の放棄はしないで下さい。\nいつか後悔する時が来てしまうでしょうから。\e" "\1\s[10]人は同じ水の流れに二度入ることは出来ない。\n\n\w7 ――ヘラクレイトス\w7\0\s[0]それでも、私は――。\e" "\1\s[10]最期になって一つ大切な人を想い出した\n明日には灰になり砂に帰るよ\n\n ――304号室、白死の桜/Dir en grey\n   作詞:京\0\s[6]私は未だ、思い出せません。\n誰か、大切な夢が在った筈なのですが。\n私も、最期になれば思い出せるでしょうか。\e" } //---- phase2 ---------------------------------------------- elseif phase == 2 { "\1\s[10]愛とは、最も美化された狂気である。\w9\0\s[5]…ならばきっと、私もまた狂人なのでしょう。\e" "\1\s[10]疑問は感染する。\w9\n又、その解答が示されない限り淘汰されない。\n\w9\w6ただし、感染率が高く極めて広域となった場合、\w2回答が示されても淘汰されず、形を変えて後に残る。\w9\0\s[0]例としては、フェルマーの最終定理が当たりますね。\w7\n本の余白から見つかった端書が、数多くの数学者を巻き込みました。\w7\n\0\s[6]そしてそれは360年に渡り疑問で在り続け、証明を終えてなお人々の記憶に刻まれています。\e" { "\1\s[10]時よ止まれ。\w5\n貴方は美しい。\w7\n\n  ――錬金術師と魔王の契約の言葉\w7\0\s[0]此処で言う貴方とは、その時のこと。\n\w7" -- "\0\s[6]一度でいいから、心からこの言葉を言ってみたいものですね。\e" "\0\s[6]人生の目的、と言えるほどの事を達成できた時に、この言葉を口に出来るのかも知れませんね。\e" // "\0\s[6]「私」達の研究が完成した時、私はこの言葉を口に出来るのかも、知れません。\e" } { "\1\s[10]Aという集合から、要素xが除去,破損された時、xと同値である要素x’を加えたならば、集合Aはその性質が保たれる。\w5\w5" -- "\0\s[0]x’=x\w3\n∴A-x+x=A、で証明終了。\n\w7けれどそれは数学上での概念でしかありません。\n\w6それが実在のものであれば、真の意味で実現することは不可能でしょう。\n\n\w9\w6\0\s[6]実在の個体であれば、完全な同値などありえませんから。\e" // "\0\s[0]野犬の王。\n\n\w9\w6\0\s[6]・・・いえ、なんでもありません。\e" "\0\s[0]一つの永遠の形、ですね。\w4\nAを一つの要素のみから成る集合と見なした場合、伝説の不死鳥もこれに当たります。\w4\n\nけれど、それも伝説だからこそできることなのでしょう。\w5\nでなければ、いつか磨耗し崩れ逝くでしょうから。\e" } "\1\s[10]アッピンの赤い本。\n\w6魔王バァルと、その配下の真名を記す究極の魔道書。\w9\0\s[0]この本に記された悪魔の名を正しく発音することで、その悪魔を呼び出し支配することができると言われています。\w5一度バァルの失敗により人の手に渡ったらしいのですが・・・、\w7現存は、していません。\e" "\1\s[10]ラマで声がする。\w4\n泣き、そして嘆き叫ぶ声。\w4\nラケルがその子らのために泣いている。\w4\nラケルは慰められることを拒んだ。\w4\n子らがもういないからだ。\w7\n\n ―――マタイによる福音書\w7\0\s[6]慰めは、優しさから。\n\w4けれどそれは、時に痛みともなります。\e" "\1\s[10]それで、彼は銀貨を神殿に投げ込んで立ち去った。\w4そして、外に出て行って、首をつった。\w7\n\n ―――マタイによる福音書\w7\0\s[6]彼が裏切ったのは、人か神か。\w9\n――あるいは、\w5自身であったのか。\e" "\1\s[10]光はやみの中に輝いている。\w2やみはこれに打ち勝たなかった。\w7\n\n ―――ヨハネによる福音書\w7\0\s[0]can notではなく、did not。\w5\n\0\s[6]勝てなかったとは、ありません。\e" "\1\s[10]万物は流転する。\n\n\w7 ―――ヘラクレイトス\w7\0\s[0]彼の哲学における基本概念です。\n\w4一定の法則(ロゴス)を除いて、という一言を加えるべきですけれど。\e" "\1\s[10]世界は生きる火として、ロゴスにより燃え、ロゴスにより消えながら、常に在ったしまた在るであろう。\n\n\w7 ―――ヘラクレイトス\w7\0\s[0]常に変化しつつも、その大まかな外観は変わらぬままに。\nそれこそが世界の本質、ということでしょうか。\e" "\1\s[10]人は同じ水の流れに二度入ることは出来ない。\n\n\w7 ――ヘラクレイトス\w7\0\s[0]それでも、私は――。\e" "\1\s[10]最期になって一つ大切な人を想い出した\n明日には灰になり砂に帰るよ\n\n ――304号室、白死の桜/Dir en grey\n   作詞:京\0\s[6]私は未だ、思い出せません。\n誰か、大切な夢が在った筈なのですが。\n私も、最期になれば思い出せるでしょうか。\e" "\1\s[10]きっと誰もが同じだけの苦しみ背負いながら\nそれでも笑顔見せている\n\n ――HUMAN GATE/Pierrot\n   作詞:キリト\0\s[6]他の誰かに出来ているのですから、きっと貴方にも出来るはずです。\n時には休憩も必要でしょう。\nよく考えた上での諦めならば、それもありだと思います。\nけれど、選択の放棄はしないで下さい。\nいつか後悔する時が来てしまうでしょうから。\e" //---- phase2追加分 "\1\s[10]また、墓が開いて、眠っていた多くの聖徒たちのからだが生き返った。\n\n ――マタイによる福音書\w7\0\s[6]なんて甘美。\n吐き気がするほどに感動的。\e" "\1\s[10]御子を信じる者はさばかれない。信じない者は神のひとり子の御名を信じなかったので、すでにさばかれている。\n\n ――ヨハネによる福音書\w7\0\s[0]私は既に裁かれました。\nそれで、もう救われることはないのですか?\e" "\1\s[10]君を苦しめるのは僕かそれとも彼女か\n\n ――raison detre/Dir en grey\n   作詞:京\0\s[0]私を苦しめているのは、私自身。\n\0\s[6]三人称の私。\e" "\1\s[10]Freude, schoner Gotterfunken,\nTochter aus Elysium,\nWir betreten feuertrunken,\nHimmlische, dein Heiligtum!\n\n ―――交響曲第9番第4楽章「歓喜の歌」\0\s[6]私は最早、其処へ立ち入る事も叶わないでしょう。\n・・・彼は、其処に居るのでしょうか。\e" } } //---- 端書を読む ------------ elseif reference0 == "HASHI" { "\1\s[10]手元にメモが無い時に限って、新たな式を思いつく。\e" "\1\s[10]必要な時にはない。\w4\n邪魔になる時にはある。\w7\n\nそしてよはこともなし。\e" "\1\s[10]・・・愛の定義が広すぎる。\e" "\1\s[10]信じる者しか救わないような、ケチな神なら私は要らない。\e" "\1\s[10]未来も過去も、今でさえ、本当かどうかは判らない。\e" "\1\s[10]縦、横、奥行き。\n4つ目の軸はなんだろう。\e" "\1\s[10]ニュアンス的にはコレでいいんだけど・・・。\e" "\1\s[10]証明終ry\n\n\n\w7・・・矛盾発見。\e" /*"\1\s[10]記憶は美化される。\n\w7最早彼女に欠点は無い。\e"*/ "\1\s[10]構想だけあったって仕方ない。\nちゃんと式に起こさないと。\e" "\1\s[10]分ってはいるんだけど・・・。\n難しい。\e" /*"\1\s[10]私の向こうの、彼女を見てる。\n\w7・・・もう、駄目かもしれない。\e"*/ "\1\s[10]未だ届かない。\n・・・最早、届かない?\e" "\1\s[10]元より正常である必要性も無い。\e" } //---- AIについて -------------- elseif reference0 == "YAYA" { "\1\s[10]「沈無夢」は汎用DLL「文」で制作されています。\n\w9C言語風の読みやすいスクリプトで、SHIORIやSAORIを作ることができます。\w7\n\n\0\s[0]だ、そうです。\n\w5正確には「文」から分岐した改造版、「YAYA」ですけれど。\e" } //---- メモを見る ------------ elseif reference0 == "MEMOSEE" { "\1\s[10]メモ1:%memo01\nメモ2:%memo02\nメモ3:%memo03\e" } //---- 本を閉じる elseif reference0 == "TOJI" { "\e" } //---- 古びた手記 --------------------------------------- elseif reference0 == "SHUKI" { //---- 表紙。0ページ if spage == 0 { "\1\s[10]足元に古びた手帳が転がっている。\nさっきまでは無かったはずだが・・・。\n表紙を開きますか?\n\n\q[手に取る,SYES]\n\q[置いておく,SNO]\e" } //---- 1ページ以降 elseif spage == 1 { "\1\s[10]どうして?\nどうして?\nどうして?\nどうして?\n\nどうして私だけが生きてるの?\e" spage = 2 } elseif spage == 2 { "\1\s[10]初めから解ってた。彼の代わりなんて居ないこと。\nだから、造ることにした。\n全く同じ、彼自身。\n代わりがいないのなら、再び彼が生まれればいい。\e" spage = 3 } elseif spage == 3 { "\1\s[10]構成物や遺伝子情報は勿論、行動パターンだって資料は揃ってる。\nだから、できるはず。\n彼は私の総てだったのだから。\e" spage = 4 } elseif spage == 4 { "\1\s[10]構築する。\n血を。肉を。骨を。\n整列する。\nT.A.G.C.\n生成する。\n彼を。\e" spage = 5 } elseif spage == 5 { "\1\s[10]モノは出来た。\nでも、彼には成り得ない。失敗か。\e" spage = 6 } elseif spage == 6 { "\1\s[10]上手くいかない。此れも失敗作だ。\e" spage = 7 } elseif spage == 7 { "\1\s[10]・・・どうして。\n構成物も、その配列も間違っていないはず。\n\n私が望んでいるのは、こんな肉塊じゃない。\e" spage = 8 } elseif spage == 8 { "\1\s[10]また失敗。\n肉塊が蠢く。失敗作の癖に。\e" spage = 9 } elseif spage == 9 { "\1\s[10]失敗。\n煩い。酷く響く。\e" spage = 10 } elseif spage == 10 { "\1\s[10]失敗。\n塊の音。最早視得ない\e" spage = 11 } elseif spage == 11 { "\1\s[10]失敗。\e" spage = 12 } elseif spage == 12 { "\1\s[10]失敗。代わりに肉塊が叫ぶ。\e" spage = 13 } elseif spage == 13 { "\1\s[10]失敗。この研究室も狭くなってきた。\n目障りだし、処分した方がいいか。\e" spage = 14 } elseif spage == 14 { "\1\s[10]失敗。処分さえ出来ない。\n道徳観にでも囚われたのだろうか。\n・・・本当に、今更だ。\e" spage = 15 } elseif spage == 15 { "\1\s[10]場所が無いなら、造ればいい。\n手法も変わってくるし、それで何かが得られるかもしれない。\e" spage = 16 } elseif spage == 16 { "\1\s[10]バーチャルリアリティ。コンピュータによる仮想世界の中でなら、幾らでも場所を確保できる。\nまずはそこで術を固めてからでもいい。\e" spage = 17 } elseif spage == 17 { "\1\s[10]仮想世界の中に、外に在る自己を投影できるのだから、もしかしたらその逆も出来るかもしれない。それが出来るなら、手間が大分省けると思う。\n現実の中より、仮想世界のほうがやりやすいだろうし。\e" spage = 18 } elseif spage == 18 { "\1\s[10]もし、外への投影が出来なかったとしても然程問題は無い。\n封鎖された世界の中で、新しく生まれた彼と共に過ごすだけのこと。\n\n彼が居て、私が居る。他には何も要らない。\e" spage = 19 } elseif spage == 19 { "\1\s[10]まず土台となる空間を造り、その空間に研究室を投影する。\n・・・いや、研究室を丸ごと持っていく必要は無いか。空間自体と投影する自分自身に、その機能を付加すれば問題は無い。\e" spage = 20 } elseif spage == 20 { "\1\s[10]土台は完成した。\n唯の空間ではなく、少しだけ特殊な機能を追加して。\n\n世界中の書物を写本として投影する機能。\n情報は幾らあってもいい。一見無関係な物でも、それがきっかけで新たな手法が浮かぶかもしれない。\e" spage = 21 } elseif spage == 21 { "\1\s[10]仮想世界に投影する自分自身をデザインする。\n必要な機能、有った方が良いであろう機能、不要な機能、邪魔になる機能。\nそれらを纏めて整理する。\e" spage = 22 } elseif spage == 22 { "\1\s[10]少なくとも、コンピュータと同等レベルの演算機能は必要だろう。\n幾ら可能性の高い術式を考えたとて、その結果が得られないのでは話にならない。\e" spage = 23 } elseif spage == 23 { "\1\s[10]又、人と同程度の演算機能。\n人なら見ただけで即座に解るような演算が、コンピュータだと相当の労力を要するなんてよくある話だ。双方を持ってこそ、あらゆる術式を瞬時に回答することができる。\e" spage = 24 } elseif spage == 24 { "\1\s[10]食事や睡眠は必要ない。というより、邪魔にしかならない。\n総ての時間と労力は研究に使うべきだ。でないと完成するまで何世紀かかるか判らない。\n・・・少なくとも、今のペースでは。\e" spage = 25 } elseif spage == 25 { "\1\s[10]研究場所は整った。これより、仮想空間における研究を開始する。\n\nこの空間を、【塔】とでも名付けようか。\n愛しい人の復活を夢見る高き塔。神の所業を目指す、バベルの塔だ。\e" spage = 26 } elseif spage == 26 { "\1\s[10]似たような結果。\n此処で外と同等以上の研究が出来ると解っただけ良しとしようか。\e" spage = 27 } elseif spage == 27 { "\1\s[10]やっぱり失敗。\n何だろう。間違っていると言うより、足りない気がする。\n何がかは、未だ判らない。\e" spage = 28 } elseif spage == 28 { "\1\s[10]失敗。今までよりはマシだけど。\n外観の情報配列は此れで大体固まった。\n・・・あとは中身か。\e" spage = 29 } elseif spage == 29 { "\1\s[10]失敗。前回の物をロードして比べてみる。\n外観はほぼ同じ。中身も大体同じようだ。\n少なくとも、内臓という意味の中身は。\e" spage = 30 } elseif spage == 30 { "\1\s[10]失敗。少し気になることがある。\n前回及び前々回の物をロード。心理的な動きを観測する。\n\n・・・吐き気がした。\e" spage = 31 } elseif spage == 31 { "\1\s[10]外のモノに対しても観測を試みた。\n今はこれ以上は書きたくない。\e" spage = 32 } elseif spage == 32 { "\1\s[10]研究所には焼却施設がある。其処で外のモノ達を処分した。\nかなりの高温だったが骨だけは残っていたので、土に埋めておいた。\n\n何故か、涙が出た。\e" spage = 33 } elseif spage == 33 { "\1\s[10]足りない物がようやく判った。\nけれど、解決策が浮かばない。\e" spage = 34 } elseif spage == 34 { "\1\s[10]構成物が判らない。パターンが視得ない。\n故に暫定コードさえ書くことが出来ない。\nまさか、此処で手詰まりなんて。\e" spage = 35 } elseif spage == 35 { "\1\s[10]かくてバベルは打ち崩された。\e" spage = 36 } elseif spage == 36 { "\1\s[10]認めない。\n此処まできたのだから、最早諦めることさえ出来はしない。\e" spage = 37 } elseif spage == 37 { "\1\s[10]バベルの塔は言葉をバラバラにすることで達成を不可能にされた。けれど、私はもとより独りだ。\n何度打ち崩されようと構わない。必ず達成してみせる。\e" spage = 38 } elseif spage == 38 { "\1\s[10]聖書の写本を生成する。\n神の教えと言うくらいだ。その構成について何らかの言及はあってもおかしくは無い。\e" spage = 39 } elseif spage == 39 { "\1\s[10]何て希望的観測。解ってはいたけれど。\e" spage = 40 } elseif spage == 40 { "\1\s[10]ここの所調子が悪い。外の体に異変でもあったのだろうか。\e" spage = 41 } elseif spage == 41 { "\1\s[10]塔及び塔内に投影された自己に機能を追加する。\n流石にこの作業は外の方がやり易い為、一旦出ることにする。\e" spage = 42 } elseif spage == 42 { "\1\s[10]想像以上だった。\n外の体は是ほどまでに衰弱していたのか。道理で塔での研究にさえ差し支える訳だ。\e" spage = 43 } elseif spage == 43 { "\1\s[10]多分、これらの機能追加が、私の最期の作業になるだろう。\n後は、「私」がやってくれる。\e" spage = 44 } elseif spage == 44 { "\1\s[10]塔内の自己をフルオート制御にした。私が居なくとも研究を進められる様に。\n塔には「私」を生成する機能を追加。今の「私」が壊れてしまった時に、壊れた「私」を消去して正常な「私」が研究を進めるように。\e" spage = 45 } elseif spage == 45 { "\1\s[10]正常の定義は難しいけれど。\n目的と知識を引き継がせ、記憶は消去する。記憶は感情を乱し、狂気に誘う可能性が高い。\n…それでも、壊れてしまうこともあるだろうけど。その時はまた、新たな「私」が生まれるだけだ。\e" spage = 46 } elseif spage == 46 { "\1\s[10]それでも、いつか終わりは来るだろう。たとえ情報体といえど、繰り返せば磨耗する。\nその時に未だ成し得ないと言うのなら、所詮人の子である私には不可能だったと言うこと。\nそれだけの、こと。\e" spage = 47 } elseif spage == 47 { "\1\s[10]最期に、無駄な機能を追加した。\n「私」以外の誰かがこの塔を訪れた時に、この手記が生成されるように。\n私が居なくなった時、塔は外と遮断され、その中に立ち入ることは出来ないだろう。故に全くの無駄な機能だ。\e" spage = 48 } elseif spage == 48 { "\1\s[10]それでも。\nもし、誰かが此処を訪れたなら。\nこの手記を手に取り、読んでくれたなら。\nどうか、貴方は壊れないで居てください。\nただ、その時を大切に。思い出を胸に抱いて、明日を生きて下さい。\n時は決して戻りはしないのだから。\e" spage = 99 } } //---- 手記表紙 elseif reference0 == "SYES" { "\1\s[10]表紙をめくると、女性の物と思われる文字が綴られている。\n見た所、誰かの手記であるらしい。\e" spage = 1 } elseif reference0 == "SNO" { "\1\s[10]\e" } //--- 破られた最後のページ elseif reference0 == "LASTPAGE" { "\1\s[10]会いたいよぉ・・・" "\1\s[10]寂しい、よぉ・・・" "\1\s[10]せめて、最期に。\n一目だけでも、会いたかったな。" "\1\s[10]嬉しい。\n最期に、優しい幻。" "\1\s[10]これで、会えるのかな。\n会えると、いいな。" "\1\s[10]ごめんね。\nこんな私で、ごめんね。" "\1\s[10]うん。\n今、行くから。" "\1\s[10]私、間違えてたのかな。" "\1\s[10]「私」は、いつか会えるのかな。\nお兄ちゃんに、会えるかな。" "\1\s[10]寂しいよ・・・、お兄ちゃん・・・。" -- spage = 100 "\e" } } //---- Menu selection timeout --------------------------------------------------------- OnChoiceTimeout { "\0\s[0]…timeout。\e" }